Treasure!

そんな憶測を二人で話し合っていると。

「!」

カサカサカサカサ…。

またあの音が聞こえてきた。

ローチが天井や壁を這い回る音。

暗闇の中では姿までは見えないが、確かにいる。

「ティア、走れるか?」

「走らなきゃ仕方ないでしょ!」

俺達は再び上に向かって階段を昇り始める。

…走りながら、追って来る足音を注意深く聞き取る。

思ったより、ローチの数は多くないようだ。

あの足音からして、せいぜい2匹か3匹。

ローチ達は、少数精鋭を北米大陸に送り込んできたのかもしれない。