Treasure!

馬鹿な!

グルカナイフで腹を貫通されているのに、まだ生きているのか!?

その耐久力と生命力に、恐怖すら感じる。

掴みかかられる事よりも、爪で皮膚に傷を付けられる事よりも、そのおぞましいまでのしぶとさ、執念すら感じるほどの執拗さに戦慄し。

「うあぁあぁぁあぁっ!!」

俺は声を上げ、無我夢中で拳を振るっていた。

ローチの顔の辺りに渾身の拳!

更によろめいた所へ左右の拳の連打、連打、連打!

最早原形も留めないほど拳で顔を打ち砕かれ、ローチは転倒する。

そこへ俺は馬乗りになり、更に拳を叩き込む!

全身総毛立つ程のおぞましい生命力。

どんなに拳を打ち込んでも、ローチが死んだような気がしなくて、必要以上に攻撃を加えてしまった。