Treasure!

だったら。

「ティア、これ頼む」

俺は手に入れたばかりの銃二丁をティアに預けた。

「先に行っててくれ。すぐに追いつくから」

「コウ!?」

彼女の顔色が一気に変わる。

対峙する男の眉間も、険しいものとなった。

「小僧、それは抵抗する意思があると見なしていいのか?」

「……」

男の問いかけに答える事なく、俺は腰を低く落として身構えた。

「ティア、振り向かずに走るんだぞ。俺は大丈夫だから」

そう言って、俺は男に意識を集中する。

…対する男も、腰の大型ナイフを抜いた。

変わった形状のナイフだった。