Treasure!

訝しげな顔をする俺。

それに対し、ティアはすぐに感づいたようだった。

「…私達を尾行して、お宝を発見した所を掠め取るつもりだったのね、貴方…」

「人聞きが悪いな。頭脳プレーと言ってもらおうか」

男は実に嫌な感じの笑みを浮かべる。

だがここに来るまで、男は俺達に尾行を気づかせなかった。

相当な実力者なのは間違いない。

もしかしたら、これまでもこうやって他人から古代遺産を横取りして稼いできたのかもしれない。

そんな手馴れた雰囲気が、男からは感じられた。