大空で駆ける

「お、夕佳!いま来たのかよ?」

その声は…

「千尋…」

「うわっ、汗やべ−
ちゃんと拭けよ」

机に座ってアタシをうちわで扇ぎながら言う。

「タオル忘れたの!」

「は?まじかよ?じゃあそのまま?
女捨ててんな−」

「うっさい!」

言葉と同時に軽く蹴りを入れたが
糸も簡単によけられた

よけた千尋は笑っている