いつも聞いてくれるばっかの綾瀬

アタシは相談に乗ってくれる嬉しさの反面…
聞いてもらってるばっかの罪悪感があった

だから

この時間、この一瞬を本当に大切にしたいと思った

綾瀬とアタシにとっての初めて…
初めてアタシに頼ってくれた

綾瀬の1番欲しい言葉をあげたい
アタシが解決してあげたい
次からは夕佳に相談しようと思えるようなそんな答えを出してあげたい

どうして人は人に頼られるとき
人に相談に乗られる時に
綺麗ごとばかりの完璧な言葉を出したがるんだろう?

その綺麗さは自分だけのものかもしれないのに…
人にとって見方や捉え方は全く別かもしれないのに…

綺麗な言葉ほど、馴れてない自分には
口から出した途端に
全くまとまりのない無茶苦茶な言葉に変わり
相手に届かないことの方が多いのに…