大空で駆ける




『夕佳』


「いやツ!」


何か言いたそうな争介の言葉を遮った
だって、争介の声…いつもより低いよ



『俺は、もともとこの世界の人間じゃないんだ』


知ってる
知ってるよ、争介
だって、あの時も同じこと言ってたじゃん


『ずっとここに居たいけど、お前らと笑ってたいけど、異世界の俺がこれ以上この世界にいて軌道を乱すわけにはいかない』



それも…聞いたよ