0、プロローグ


宙に浮く体はあまりにも軽すぎて
思うように動かなくて

どこかから聞こえてくる大切な人の声にも応えることができなくて

もどかしくて
涙が出てきた

でも

いきなり視界に飛び込んできたきた淡い景色は一瞬でアタシを絶句させた

綺麗すぎるほどの青色にアタシは包まれていて
その瞬間アタシは…