オレンジ

(がちゃ)
央)「ただいま・・」

疲れた。
今日の練習は走ってばっかだった。

尚とかいうあのチビは
あたしとぶつかったことすら覚えてないみたいだし
たぶん、あたしの存在にすら気付いてない。


けど、今日練習を見てわかった。
あのチビは、確かにバスケはすごくうまい。
それは認める。


細かいドリブル
鋭いパス
人並み外れたジャンプ力

すごかった。


(♪♪♪~)
央)「もしもし」

朱音)「央、選抜お疲れぇ」

央)「朱音! 疲れたよ~。それと、新発見!」

朱音)「なになに??」

央)「3中の男キャプテン、わかったよー」

朱音)「!?央・・・どっか悪いの・・?」

央)「はい?・・・大竹尚ってゆうチビ」

朱音)「央が男の話するなんて・・・
     !!まさか!!!そんなにかっこよかったの?
       央が惚れちゃうくらい?」

央)「はぁぁぁ?馬鹿じゃないの?
    このあたしを惚れさせようなんざ
    100年早いわい!!」

朱音)「だよねーーー!!」