「整列-、おはようございます、お願いします。」

あたしは、棗第一中学3年、木村央(きむらちか)


ポジション、ガード。
右打ち、1ハンド。
棗一中の女バスキャプテン。



好きなものはバスケ。





央)「体操、ストレッチーー!、1年生、数えて」

今日は新学期初めての体育館練習。


いつになく気合入ってる、木村央14歳で――ス!




朱音)「央ーー、今日、美玖休みだってぇ」

央)「はぁぁぁ!?マジで!?ありえない。
    新学期早々休みかよーー。」



朱音は副キャプテン、そんでもってあたしの大親友。
いつもあたしを支えてくれる、
最高な奴。




朱音)「キレんなって・・・。風邪だって。」

央)「美玖、体弱すぎ。 ってか、3中のキャプテン、
    誰だか聞いた?」



3中は、あたしたちのライバル。
いつも地区大会1位。

地区大会2位のあたしたちにとって、因縁のライバル。

朱音)「!!!。聞いたーーー!神田千晶でしょ?」

央)「だからさぁぁ。まぁ、そうだとは思ってたけど。」

朱音)「男子は誰なんだろうね?」

央)「知らなーい。興味なし。」


あたしは今は、男なんかに興味なし。
バスケ一筋で毎日バスケのために生きてる。