Beeな彼女とHoneyな彼氏

こんな格好見せたら、きっと直人が怒られる。



そんなのもっとイヤ・・・



「こんなんじゃ・・・びっくりもするよ・・・」



コンコン――



誰かが部屋の戸を叩いた。



『あたしだけど、入るよ。』



お姉ちゃん・・・




「まっまって！」



言い終わらないうちにお姉ちゃんは入ってきた。



あたしの姿をみてお姉ちゃんは目を大きく見開いた。



ムリもない。



ブラウスのボタンは全部取れていて、肩まで落ちている。



スカートはかろうじてはいていたけど、ブラはホックまで外されていた。



「・・・どっ・・・どうしたの・・・？」



「・・・・・・。」



何も言わないあたしに、お姉ちゃんが、察してくれたようだ。




そして裁縫箱を持ってきて、ボタンを全部付けてくれた。