Beeな彼女とHoneyな彼氏

息を切らしながら、千絵子が追いかけて来てくれた。




「・・っ・・・もう・・・追いかけて来てくれなくてよかったのに・・・っ・・・千絵子は・・・しっ・・・心配性だなぁ・・・」





あたしの涙腺は爆発寸前。





「・・・無理しないでよ・・・」




その言葉に、あたしの涙腺は、爆発した。



「うっうあぁぁん・・・うっ・・・うぅ・・・しっ知ってたのぉ・・・うっ・・・」




「うん・・・何を知ってたの・・・」




「なっ直人は・・・うぇっ・・・あっ・・・ひっく・・・あたしと本気で付き合ってないのぉ・・・ひっく・・・」




――そう、直人は、ゲームの罰ゲームであたしと付き合ってた。




――自分の恋愛感情として見てない、友達に告白する――




つまり、女と感じてない、女。




体育の野球で負けた方のチームのキャプテンが、罰ゲームの対象者。




直人のチームは負けてしまった。




だから、あたし。