「…もう来ないと思ってたよ」 「…っ、それは、あたしのセリフです。」 「…ココア、飲む?」 「はい、…ありがとうございます、」 …沈黙。 なんともいえない空気が流れる。 まぁ、昨日の今日だし当たり前だけど。 「…あのさ、」 先に沈黙を破ったのは聡さんだった。 「…なんですか?」 「果枝ちゃんは、俺なんかのどこがよかったの?」