【完】宛先不明のラブレター



…だから、果枝を思い出にすると決めた。




そう決めた瞬間、俺は茉莉を求めていたのだ。

そして、目の前で快感に酔っている茉莉を見ながら、果枝を思い出していた。


一晩の交わりで、果枝の体を知り尽してしまった俺の体は、頭は、茉莉に果枝を重ねていた。




…何を、やっているんだろう。

そう思っても今更止まれるわけもなく、ただ快感に溺れていくだけだった。


体は機械的に動いていた。