【完】宛先不明のラブレター



「果枝」

「呼ばないで…」

「果枝」

「…っあた、あたしが1番じゃないならもう呼ばないでっ…!」


果枝がそう叫んだ。

その言葉に、俺は手の動きを止めた。




「っ、奥さんをすてられないならもう呼ばないで!…“愛してる”なんて言わないで…っ」

「…果「やめてよ!!!」


果枝はそう言うと、果枝の顔に触れていた俺の手を勢いよく振り払った。

いきなりの行動に反応できず、俺は固まっていた。