その瞬間、果枝の腕を掴んでいた手の力が抜けた。 「…もう、こんな関係やめよう? やっぱり、…よくないよ。」 「いきなり何言っ「もう、辛いの。」 果枝の言葉を信じたくなくて、悪あがきとして言おうとした言葉は、果枝の言葉に遮られた。 思わず、耳を塞ぎたくなるような、現実がせまってきていた。 「…この関係を続けることが、辛いの」 果枝の言葉に何も言えない俺を見て、果枝は涙をこらえたまま言葉を紡いだ。 「…別れよう?」