だからこそ余計、果枝の身体に刻み込もうと、俺の身体の感じれるもの全てで果枝を感じようと、思った。 「…愛してる」 果枝の耳元で言ったその言葉に、嘘はなかった。 そして果枝と繋がった瞬間、俺は気付いてしまった。 ただ夢中で果枝を求めながら、考えるのを拒否していた現実に。 …俺の“1番”は、何なのか。 果枝と茉莉を天秤にかけたら、どうなるのか。 答えは出せなかったわけじゃなくて、出ていたのに見ようとしなかった、という事実に。