【完】宛先不明のラブレター



茉莉を前にして、食事を口にしながら俺は考えていた。




…俺は誰が“1番”好きなんだろう、と。

何が“1番”失いたくないものなのだろう、と。


茉莉か、果枝か。

天秤にかけても答えは出ない。




…どこかで、このまま続けばいい、と思っている自分がいることに心の中で苦笑した。


いつか、無理が来る。

いつか、茉莉にバレてしまう。