「仕事?…何してると思う?」 果枝にそう言いながら、内心ちょっと意外だった。 仕事、か。 そう言えば言ってなかったっけ。 俺は、本当に何も話していないんだなと改めて思った。 別に隠しているわけではないんだけれど。 …果枝の質問にすぐには答えず、意地悪に聞き返すと、果枝は考えるような表情になって、そのまま口を開いた。 「…サラリーマン?」 「サラリーマンじゃないよ。 医者、っていうか研修医なんだよね。」 「いしゃあああ!?」