自分でも酷いことを言っていると思った。 気持ちを伝えてくれた相手に、真剣に向き合わない。否定する。 そのことが、相手に対してどれだけ失礼なことか、俺はよくわかっている。 …わかっている、のに。 俺はその最低なことを、目の前にいる彼女に、している。 果枝ちゃんは俺の言葉を聞いて、俯き、スカートをぎゅっとにぎりしめていた。 そして、勢いよく顔を上げて、俺と目を合わせた。 「あたしの気持ちを否定する権利なんて、あたしにしかない!」