「…あたし何やってるんだろ。」 あれから毎日夕方にここへ来て、そして毎日聡さんに会っている。 約束をしているわけじゃないから、来ない日もありそうなものなのに、毎日会えていた。 でも、毎日会うようになっても、彼について知ってることといえば名前くらいだった。 …あとは、少し変わってるところだろうか。 というか、そもそもどうしてこんなに彼と会っているのか、会いたいと思っているのか、自分でもよくわからなかった。 「あ、果枝ちゃん今日も来てたんだ?」 「!」