わかっているけれど、…これ以上果枝ちゃんに近付いてはいけない、と頭が警告した。 取り返しがつかなくなる、と。 だから、わざと彼女との間に線を引いた。 『大人』と、『子供』という区切りの線を。 「…相手が俺だからいいよ、まだ。でもそこらへんうろついてる男だったら確実にホテル行きだよ?…だいたいなんでいきなり…」 はぁ、とわざとらしくため息をひとつ。 果枝ちゃんの顔から目をそらし、俺は彼女の上からよけた。