【完】宛先不明のラブレター



「あ、果枝ちゃん今日も来てたんだ?」

「!」

「はい、ココアだけど…嫌い、かな?」

「好きです。…ありがとうございます、」


あの日を境に、俺は毎日この高台に足を運ぶようになった。

果枝ちゃんと約束をしたことは1度もなかったけれど、あれから毎日果枝ちゃんには会っていた。


それが嬉しくて、楽しくて。

…果枝ちゃんといる間は、日常の嫌なことをすべて忘れられてよかった。