「いいです! じゃ、さよなら」 俺の言葉を特に気にする様子もなく、慌ただしく去っていこうとする果枝ちゃんを見て、…もう会えないのかな、と思った。 思ったけれど、俺はまた彼女に会いたいと思った。 もっと果枝ちゃんのことを知りたい、と思った。 …何故? 興味本位だ、多分。 胸のドキドキも、すべて、気のせいなのだから。 …俺には、茉莉がいるのだから。