【完】宛先不明のラブレター



さっきから、自分が自分じゃないような感覚だ。おかしい。

自分の考えていることが、よくわからないなんて。




「…んー、話変わりすぎってよく言われるしね、俺」

「たしかに」

「あはは、ひどいなぁ…まぁ、本当のことなんだけど、」


果枝ちゃんのつっこみに笑いながら、俺は再び空を仰いだ。

はぁ、と口から吐いた息は、白かった。

自分で吐いた白い息が、星を一瞬隠してからすぐに消えた。