「…あたしのせいで、奥さん傷ついてたよね。」 「違っ、」 「…聡も、あたしのせいで苦しんでたんでしょう?」 「そんなわけないだろ!」 あたしの腕を掴んで強く否定する聡に、危うく涙がこぼれそうになったけど、ぐっと堪えた。 …昨日の光景が、病院で見た2人が、脳裏を過る。 聡、あたしはその言葉だけで充分幸せだよ。 「……もう、やめよう?」 「…果枝…?」 「…もう、こんな関係やめよう? …やっぱり、よくないよ。」 「いきなり何言っ「もう、辛いの。」