「凛~迎えにきたよっ!!」

玄関からは元気な「ひより」の声がする

「今行く!!」

あたし・・・凛は玄関を飛び出した



「お願いしまーす!」

ひよりのお母さんの車に乗ると元気な洋楽とは正反対に

緊張した空気が流れていた

「凛、準備オッケイ??」

「ばりばりオッケー!! …!! あっ!!上履きわすれた~」

「あんたたちはホントにおもしろいね」

車内がパッと明るくなった

ひよりのお母さんは元レディースで

顔はイカツイけど面白くてよく人の気が読める人

小さい頃から仲のいいあたしたちだったから

小さい頃から良くしてもらってた・・・

あたしはひよりのお母さんが大好きだった



「そろそろ着くから準備しときな」

車は校舎の正門でとまった


これから起こることなど

誰一人として予想できなかった