私は一人分娩室の前で
オロオロしていた。


1時間ぐらい経って、
やっと和ちゃんが来た。


「瑞穂!!」


「和ちゃん!! 遅いよ!!」


「ごめんな。 お母さんはまだか?」


「うん、まだ。」


「そうかぁ・・・」


「大丈夫かなぁ?」


私は不安でたまらなかった。


「大丈夫!!」


和ちゃんの笑顔で私はホッとした。