あたしだけのお医者さん










……ん……………



あれ……

あたし…………




「由香、、、


気がついた?」




「春人…………」





目を覚ますと、ベッドサイドには心配そうな顔した春人がいた。








言わなくちゃ………




いま、言わなくちゃ…





「春人……」



春人は、ん?ってあたしの髪を撫でながら、優しく微笑む。






「ケホッ………


あたしね、春人のことが嫌いになったとか、そんなんじゃ、ないの」



咳がでる為、途切れ途切れにしか話せない。




それでも春人は、優しく聞いてくれてる。






「あたしはね、あたしは


今でも春人のことが大好きだよ。



でも…………


でも春人は、もうあたしのことなんか好きじゃないんでしょう?」






「え?


由香、何言ってんだ?


どういうことだ?」





やばい、涙でてきたよ…………。