あたしだけのお医者さん




それからあたしの体は順調に回復していった。



春人のおかげかな、

もうすっかり元気になった。



無事に学校に通うことが出来てるけど……






春人とは、すれ違いの日々が続いていた。





昼間は、あたしは学校だし、春人は病院。




夜になって、やっと一緒に過ごせると思ったら、、、






「わかった、すぐ行く」






ほら、まただ。






「由香ごめん、
急患入った」



あとで連絡する、そう言って、急いで靴を履いて出掛けていった。






しょうがないってわかってるけど、やっぱりちょっと寂しいとか思っちゃうよね。






でも、我慢しよう。


春人は春人で頑張ってるんだから。





あたしがしっかり支えてあげなきゃ。






このときのあたしは、この決意が揺らいでしまうことがこのあとに待ってるなんて、思わなかったんだ…………。