「えらかったな由香!」
そう言われて、やっぱり顔がにやけた。
「それと、、、」
春人が何か言いかけたので気になって聞いてみる。
「春人、どうしたの??
何?」
「ぅん、
由香はホントに俺と一緒に住むの嫌じゃないのかなって。
まだ高校生だろ?
まだまだ親に頼りたい時期だろうし、将来の不安とか、色々あるだろ?
そんな時に、俺自分のわがままで無理やり連れ出してきちゃったんじゃないかって思ったんだ。」
「違うよ!
春人のわがままなんかじゃないよ!」
本当に違うもん!
「あたしが春人と一緒に居たいって思ったからついて来たんだよ!
家はここから近いし、いつでも会いに行けるし!
将来の不安とかは確かにあるけど、春人と一緒なら乗り越えていけると思ったんだもん……!」

