あたしだけのお医者さん




しばらくしてあたしが落ち着いてくると、先生がゆっくり口を開いた。




「で、どうして泣いていたんですか?」






答えられずに黙っていると、



「黙っていては何もわかりませんよ。

あなたが泣いていて、そんな悲しそうな顔をしてるのに、僕は放っておくことなんてできません。」


凄く優しい声で先生が言った。






もうがまんできない!

そう思ったときには口を開いてた。