止まらない時間

「!? きゃっ……」

 突風が彼女の視界を遮った。

「? ベリル……?」

 いつの間にか姿は無く気配も消えている。

 相変わらず風が木の葉を散らせエリザベスの髪を揺らした。

「ありがとう」

 ぼそりとつぶやく。

 私の人生は充実していた……あなたに出会ったからこそ全てが報われた気がする。

 あなたは生き続けていく、永遠に。

 私を忘れないでいて、あなたの心の中で永遠に生き続けさせてね。

 ほんの片隅でいいの──笑みを浮かべて小さく溜息を吐き出し公園をあとにした。



END

※作中に登場する一部の団体名や社名、武器関係などは創作に基づく物で実際のものとは関係ありません。