止まらない時間

 数分後に青年は決心したように目を向けた。

「あの……母、エリザベスの事をどう思っていますか?」

「! 直球だな」

「すいません」

 恐縮するルイスを一瞥しカップをテーブルに乗せる。

「知らない他人という訳ではない。少なからずではあるが何かしらの感情はあるだろう」

「じゃあ……!」

「だが、それだけだ」

 笑顔を見せたルイスに無表情に言い放った。

「え」

「お前にはすまないが恋愛感情は無い」

 言って立ち上がる。