止まらない時間

「ママ。お話して」

「いいわよ。何がいいかしら」

 養子にしたルイスのベッドの側で優しい笑顔を見せる。

「強い傭兵さんのお話がいい」

「! ルイスはそのお話が好きね」

 少年は満面の笑みでうなずく。

「うんっ、だって凄く強くて正義の味方だもん」

「そうね。じゃあ、どこから話そうかしら」

 彼女はそうしてゆっくりと語り出した。

 かつて、自分を護ったベリルの事を──