「!?」

 扉が叩かれ我に返った。

「どうした」

 入ってきたもう1人のガードに問いかける。

「お前宛に荷物が届いた」

「! 俺に?」

 差出人の名前が無い小さな小包に怪訝な表情を浮かべた。

「チェックは?」

「したよ。異常なしだ」

「……」

 扉を閉めたあと2人は顔を見合わせた。

「今日は、色々とある日ね」

 クスッと笑ってピエールを見上げる。

 彼はそれに笑顔で応えいぶかしげに開封していく。