止まらない時間

「……」

 男は周りにいる2人のガードを一瞥する。

 そして彼もまた彼女に銃口を向けた。

「!」

 その顔は先ほどの快活な青年のものではなく、何かを企んでいる悪魔の表情だった。

「……っ」

「動くな! 動くとお嬢様を撃つ」

 構えたガード2人に声を張り上げ、彼女の向けるハンドガンをさして警戒する事もなく口を開いた。