『明日、学校に行きたい!』と、千幸が言ったのは指輪を渡した後。 どうしても…と、言う千幸に負け、やってきた。 「久しぶりに来た〜!」 「そうだね」 千幸は自分の席についた。 「私が帰ってきたら、みんなもう大学生か〜…」 そう言って、千幸は窓の外を見た。 「うん…」 俺は千幸の横の席についた。 「日向はどうなってるかな〜…」 と、小さく、千幸がつぶやいた。