LOVE!LOVE!?双葉★



由緒は振り返ったが

目に涙をためてまたそっぽ向き、泣き始めた


「…………っ…ふ……」



保健室の中では由緒の泣く声が響いていて


俺は由緒を見つめるだけしかできなかった────

別れ話をもちかけられるのが怖くて


「…………ぁ………つ……………きぃ………」




由緒が俺を小さな声で呼んだ



「……………由緒……。」


「………あたしヒックたちって………こ…んなヒクッもの……なんだね………」


寂しいそうな後ろ姿が物語っている



“こんなもの”




由緒の言葉は俺の胸に突き刺さった

俺はこんなものなんて思いたくなかったのに


ギュッ




俺は我慢できなくて由緒を抱き締めた



由緒にすまなかったと気持ちでいっぱいで………