どーせ、ナンパだろ
俺の妹ナンパしてどうするわけ
ったく、あいつは女好きだなぁ
遠くから、見ると隼也は驚いた顔してた
隼也は、ナンパにしては早くすぐ帰ってきた
「どうした???」
俺が笑いかけると
「やっ、別にっ」
焦るように言う隼也。
たぶん、失敗したんだな
「失敗したわけ??」
「失敗とゆーか、お前に似ててナンパできねーよ!!!亜月ナンパしてるみたいでっ」
「やっぱり、ナンパか……ってか、双子だから似てるの当たり前だっつーの」
「そりゃ、そうだけどさぁ……」
俺は言葉を遮るように
「じゃあ、もう帰るわ☆」
「はっ!?もうちょっとくらい、つきあえよっ!!!」
「亜希菜と芽衣待ってるし」
「アキナちゃんって言うんだ…」
「言う言う☆じゃーな」
「ちょっ、待てよっ!」
俺は隼也の言葉を無視して走りだした

