いばら姫








――― 年末までは、怒涛の一言


吉田さんは" お帰り "と
脂で汚れた眼鏡を上げ、笑い

早河さんが、
沈痛な面持ちで出した辞職願いを
思いきり鼻をかんで、破り捨て


俺は俺で
城ブームを受けて、新しく入った仕事に
クリスマスも忘れて
実働部隊の面々と、日本全国
東へ西へ、走り回った










「 …ん〜 いいじゃん

それで、役者はどうするの? 」


今夜は忘年会


午前中で仕事納めになり
皆が退社した後

ゆうべ突然
頭に思い浮かんだアイデアを一気にまとめ
吉田さんに、見てもらう事にした