いばら姫









「 …― ごめんなさい 」




―― そう言ったまま
アズは ぽろぽろ泣いてしまって


… 俺の中にあった火は
何かをしたからでもなく


ベットに独り、ぽつんと座り
肩を震わせる女の子を
どうしたら泣き止ませる事が出来るのか

その事だけで、頭がいっぱいになった



そっと頭を撫でると

濡れた碧い瞳が、二、三度しばたいて

その度にまた、透明の粒が落ちて行く



「  …でよ  」



「 ――… うん… 」



「  パンツの色は?  」





「 …… 白 」




「 … ちょっと、大人になったな 」




アズは、少し頬を染めて笑って
俺も何だか、堪らなく嬉しくて


アズの頭を、もう一度 撫でた ――