いばら姫




「 ボウズ どうした? 」


「 お父さん!

ちょっと寄ったから、ご飯行こうって

それで

――― 淳、連れてこいって 」




…多分
あからさまに、俺の顔が固まって
真木は拳を口に宛て、吹き出す



「 …親父に挨拶させろって
相当、息巻いてたんだろ?
ちょうど良いじゃねえか

オレさ、
少し大使館と、警察行かないとだから


―― それと岡田は、タバコ置いて行け
あの人、一切吸わないから 」



アズは部屋の中から
靴下やジーンズを、
寝巻から着替えながら
「 先に下行ってるねー! 」と
足早に、ドアの外へと出て行った