いばら姫




15階

25階 ――


三半器官にクる
すし詰めの小箱の中で
点滅する数字を追う


―― 100

その数字でエレベーターは止まり
他の乗客と一緒に
雪崩の様に外に出た



「 あれ… 階段 ? 」


『 …そこの人にスタンプ貰って 』


灰谷が一番先に立ち
人の隙間を抜け、階段を上がって行く


―― 足元が風に煽られ
床の端に捨てられた紙屑が舞った