いばら姫





水辺に挟まれた
細長い土地マンハッタン

…そしてRELIEF WORLDの中心地

――― その地図の一番下方



チャイナタウン、リトルイタリー
プレイヤーが開く
店舗街から程近い船着き場

リアルではリバティ島へと行く
サウスストリートシーポート



「 …自由の女神 」

「 ニューヨーク市外へ出たのか 」

ユカちゃんが、目を丸くさせて叫ぶ

「…え、自由の女神って、
ニューヨークにあるんじゃないの?!」


『 …連峰政府の管轄下
位置的には
ニュー・ジャージー州になる 』

「…しょ しょうがないじゃん!遊園地だって千葉にあるのに
東京何とかランドとか…」


「ユカちゃん安心しろ
…俺も高校生クイズ出るんで勉強する迄
この事知らなかったから」


「 ほらあー! ですよね?!
岡田さんだって知らなかったじゃん!」


ユカちゃんは両手を腰にあて
踏ん反り返りながら灰谷の顔を見る


『…岡田さん
ここがBARの居る場所でしょ 』



真木は俺が頷くと
手に握っていた携帯のボタンを押し始める


「― 真木!待ってくれ 違う! 」


「 何だよ そのBARとか言う奴の所

自由の女神の場所なんだろ?! 」


「―― 違うんだ

… ここはBARの居る部屋へ続く
【闇の回廊】への洞窟
宝石を置いて
ワープするポイントがあるだけだ 」


『…俺も聞いただけだけど
そこからワープして回廊入口

敵がそこかしこに居る地下通路を、
"神の矢"で通過して…


―― 強い雑魚敵が居るから
速く走れる魔法をパーティーにかけて
一気に走り抜けて行くんだって
言ったら
真木さん、ユカ、判る? 』


「 …理解した 」


「…な、何となく… 」