いばら姫






真木がよろけながら、机を叩き
何か言っている

「…全員…こんな風に眠るとかねえよ」

それにたいして灰谷が
床にズルズル尻を着きながら
それでも無理矢理立ち上がった

『…多分……睡眠薬』


それを何処か
夢の中の様に聞きながら

―― 青山が居ない事に気付く

俺がその場に
倒れ込む様に腰を降ろすと



『… 青山さんの
――― ベースも…無くなってる 』

灰谷が、そう低く呟いた




――― そして

頭にやたら反響しながら
俺の電話が鳴る