『―― 何も疚しい事はして無いって顔だね
確かに、
俺のやり方としては緩い方かな
…岡田君さ
東京来る時に、結構スッキリ
荷物処分したみたいだけど
――君ん家に働きに来てた女の子、
覚えてない?
あの子にさ、
君が遊んでた頃のビデオ、戻って来る時
…持って来て貰ったんだよね
―― その顔は
見せたければ、見せれば良いって感じ?
それとも……焦ってるのかな
ルウ…
怒りはしないと思うけど
スパっと距離開ける所あるからね
―― 過去、遊んでたかもしれない
でも今は、純粋にルウを好きな
不器用だけど、良い奴イメージ?
…聞いているのと、実際見るのとでは
やっぱり違うよね
これは確実に君への印象
変わると思うなあ…
あは ホントに岡田君
ナンパするの上手だね
…… うん これは方法としては弱いかな
ルウ、変に感心して
君への株 上がったりしてね?
――― 何だったらさ
俺達、一緒に組まない?
岡田君、使えそう…
メイ子さんの時も、
凄かったみたいじゃない
…あの人、メンクイだから
唆すのは簡単だった
ルウの存在に年甲斐無く
女優ならではと言うか、
ひそかに嫉妬してたし…
―――― 青山、
かなり本気でムカつくからさあ
そうだ…
あの時灰谷が岡田君を
協力させたんだってね
余計な事してくれるよ
…あの女優、あれ以降
変に良い子になっちゃって
ベース探す時も
そっち側に協力しちゃってさ…
あの気の弱い男をたきつけて
やっとベースを盗ませて
ライヴ後の、奴の腹立つ行動、
見なくて済むと思ったのに… 』
「 ………… ふざけんな 」
『…そんな怒らないでよ
岡田君だってムカついてたろ?
―― あのコンテストの時
凄い雰囲気で、青山に近付いて
何か面白い事にならないかなあって
俺、
ワクワクしながら見てたんだからさ 』


