「 …それに真木さん
良く出来てるけど、それ、
モデルガンでしょ?
―― 俺もそこそこ、
こっち長いから判りますよ 」
真木は チッと舌打ちし
ベルトとシャツの隙間に
手に持っていた金属を差し入れた
その瞬間
灰谷がタカオさんの後ろに立ち
赤い液体の入った水鉄砲を、横から向ける
「…… これの方が、威力ありそうだね 」
『 …配合の仕方は秘密 』
タカオさんは笑いながら両手を上げ
――― テーブルの下に一気に潜り込むと
それをひっくり返して窓へ走り
緑のカーテンに体当たりして
硝子の破片をちりばめながら
外の通りへと、走って逃げた


