森を守る長老は言いました。 「娘は、深く深く、眠っているだけじゃ いつか必ず、目を醒ますじゃろう」 金の髪持つ魔法使いと 太鼓の響きを司る魔法使いは それを聞いて、誓いあいました 「いつか姫が目覚めた時に 絶対に彼女を護れる力を持とう」と。 しかし、 深い悲しみを追った 一等背の高い魔法使いは その話を聞く事も無く 独り、森を去っていたのでした