全員ドアを開けて、外へと飛び出し
俺の体は急に位置を下げた
小柄なフェデリコはまだ良いが
体のデカいテッドは体中を伸ばすし
マイクがいきなりタバコを吸い出して笑った
タバコをくわえたマイクが
俺に"来い"と合図
…ちょっと言いづらい、
俺にも少し判る意味のSlangを
その場の奴らが掛け合って
五、六人が作る壁の向こうから
立ち上がって歩いて来た顔に見覚え――
真っ黒いダウンに白いタートルのセーターが
人懐こい笑顔とデカイ目で
大きく両手を拡げながら近寄って来た
「 … オカダ? オカダだよネ?! 」
少し姿勢を低くしながら
うかがう様に呼びかけられて
急いでリュックを掴み
転がりながら、車外へと飛び出す
車がキュイと音を立てて、水平に位置を戻した
「―― は、はい!! Yes!!」
「 ジョンです!!待ってたヨ!! 」
歓声を挙げて
まるで帰って来た家族を迎えるみたいに
太い腕で抱きしめられる


